先週中に仕上げると大工と約束したトイレ。
そうは言っても本当にできてるかなと内心ハラハラしながら校長に電話。
そして、学校を訪れてみた。
じゃーん!
そこには完成したトイレが!!
キレイなペイントと日本、ベナンの国旗の絵。
「日本から寄贈」に加えて、HOCA、2011という文字。
校長は、どんな言葉を尽くしてもお礼しきれないと、心からの喜びと感謝の気持ちを示してくれた。
後ろはこんな感じ。
手洗いのための貯水タンク。セメント製。
この学校には水道が来ていないので、村にあるポンプから汲んできた水をここに貯めておく。
そしてこの蛇口をひねると手が洗えるという仕組み。
トイレ使用後の手洗いは大切な衛生習慣。なくてはならない大事な設備だ。
子供たちがトイレまでの道を造っている。
校長は、近いうちにこの道の両端に花を植えるという。
どこの学校にも負けないほどのとても素敵なトイレ通り。
中のトイレ。
唯一懸念が残るとすればこの形。
これは校長が良かれと思って考えたオリジナルの形のよう。
腰をかけてできるようにということらしいが、小さい子には高すぎるのでは?とも思う。
ちゃんと機能するかちょっと不安が残る。
前回見た時はこの形じゃなかった。
私としては、できれば一般的な形のほうが間違いないので良かったんだけど、今日来てみたら既にこの形に。
ちなみに一般的なものの一つとしてはこういうのがある。穴だけのタイプ。
なかなか細部までは監督しきれないものだなぁ。うーーーん。難しい。
でも、本当にみんなが使えるトイレだということを見届けないと本当に完成したとは言えない。
それが私の残された任務。
そして、使用方法や管理方法に関する村の人々、教員、生徒の理解を深めなければいけない。
トイレは完成した。
12月末までという期限内に終えることができて、本当にほっとした。
予想を超えて、ペイントまでされたきれいなトイレの姿に感動した。
けれども、まだこれで仕事は終わりではない。
完成したトイレと子供たち。