1週間ほど、他の町で行われるイベントや行事への参加で任地を離れていた。
気になるトイレ建設。
その間、ちゃんと進んでいただろうか・・?
任地を離れる直前に学校で校長や大工と話した時には、私の不在期間中に既にトイレは完成しているだろうということだった。
校長に電話をしてみる。
ん?まだ完成していない?
進んではいる、ってそれどういうこと?
工事の専門用語がよくわからない。
でも、まだいっぱいやることが残っている様子。
百聞は一見にしかずなので、とにかく学校を訪れて見てみることにした。
見た瞬間思ったのは、なにっ!まだこれだけ!?
ということ。
前回とあまり変わっていないのでは??
一週間もあったのに一体何をしてたんだ?
この前に比べて、屋根ができただけでは??
セメントが乾いていないので、まだつっかえ棒がしてある。
後ろ、パイプをとりつけないといけないらしい。
校長に聞くと、大工は先週あまり本腰を入れて働いていなかったとのこと。
少し学校に来て仕事をしたかと思うと、どこかへ出かけていく。
だから、ほとんど作業が進んでいない。
またそういうことか・・。
もう12月。期限は12月末。
こんなことを繰り返していたら完成しない!
昨日、今日はちゃんと働いている大工さん。
パイプをセメントで作っている最中。
期限を月曜までにして、細かい作業のプログラムを決めた。
金曜までに彼の担当分は終わらすとの約束。
かけるだけのプレッシャーをかけた。とにかく真剣に取り組んでもらわないと!
この段階では、もうすべてが大工にかかっているといっても過言ではないのだから。
その他の準備はすべて万端。
子供たちが周りの草刈をして、トイレまでの道のアクセスを確保。
あさってまでに取り付けられはずの扉。
校長室で待機。
日本のHOCAからの援助で建てたという記念を残すため、トイレの道路沿いの壁に絵と文字を入れる。
日本とベナンの国旗、それにJAPON/HOCA/2011という文字が入る予定。
みんなで建てたことを忘れないで大切に使ってもらいたいという思いをこの表記に託す。
とにかく、大工の仕事への取り組み姿勢だけが気がかりな建設状況。
見に来てよかったなーという感じ。
大工さん、頼んだぞ!!