2010年12月21日火曜日

20 dec 2010 ベナンの子供 その1



*写真は、学校にきた白人を見たい!と私のいる教室を外からのぞきこむ子どもたち。










ベナンの子供たち。

かわいいと思ったり、腹立たしく思ったり、えらいなと思ったり。


療養中のある日のこと。                

久々外を歩いてみると、通りに子供たちが。
ベナンの出生率は平均6人。だから子供がどこにでもいる。

私を見たその子供たち。

「ヨボー!」(現地語で白人という意味)通りの向こうから叫ぶ。

そして「ヨボヨボ、ボンソワ!サバビアン、メルシ!」(白人白人こんばんは!私は元気です!)というおきまりの歌を歌う。
ちなみに朝でも必ず歌詞は、こんばんは。

イラッ。

私はこの歌が好きじゃない。

ベナンじゅう全国どこでも歌われる、このヨボの歌。子供はどこからともなく自然と覚えるようで、白人を見ると歌う。
イメージとしては、センサーで反応して動き出すぬいぐるみのおもちゃとか、そんな感じ。
どうポジティブにとらえても、私には、はやし立てられているようにしか思えない。
昔、宗主国のフランス人がベナンにやってきたときにこの歌を子供たちに教えて歌わせて自分たちを楽しませた、という説もある。
本当かどうかは知らない。
子供が現在、どういう感覚でこの歌を歌っているのかもわからない。

そういうのもあってヨボ(白人)という言葉自体あまり私は好きではないが、前を歩く小さな女の子。
ちょっと振り返って私に「ヨボっ」とかわいい笑顔で言う。
とってもかわいいので、笑顔で手を振ると、嬉しそうに手を振り返す。
門を曲がるときもまた笑顔で手を振っている。
ヨボって言われるのは好きじゃないけど、子供には悪気が全然ないことを改めて感じる。

すごくかわいい。