2010年12月21日火曜日

20 dec 2010 ベナンの子供 その2














ベナンの子供たち。

日本の子供とは違うところも多いと思う。


今日の出来事。

道路を横断しようと、車の切れるタイミングを待っていた。
コトヌー(ベナンの経済首都)は車やバイクの交通量がとても多く、信号や横断歩道がない。
だから、道路を横断するときはタイミングを見計らっておもいきって走る!結構、命がけ!

隣で同じように横断しようと待っている男の子。小学校低学年くらい。
少し車が切れたとき、私の手をとって一緒に走ってくれた。
危ないから知らない人同士でも手をつないで集団で渡る、というのはベナンでは一般的だけど。
手をひいてくれたその子の行動は、「今、いけるよ!」って私を先導してくれたような雰囲気だった。
渡り終わった後は、言葉も交わさず違う方向へ歩いていく。

こんな風に時々、ベナンの子どもはとてもおとなびて見えることがある。

小さな子供がさらに小さな弟や妹の世話をしている。
面倒をみている方の子供だって日本でならまだまだ面倒を見られる側なのに、責任をもって弟や妹の面倒をみている。
そして、それがとても自然な姿に見える。子どもたちは当たり前と思っている様子だ。

店番をしたり商店を手伝っている小学校低学年の子供はどこででも見かけるが、本当に子供なのか、と思うくらいプロだ。
値段交渉からおつりの勘定まで、大人のやっていることにまったく引けをとらないくらいしっかりやる。
子どもの格好をした大人を見ているようで不思議な気分になる。

自分が子供のころは、友達と遊んだり勉強したり。
子供は子供時代にしかできないことをやりなさい、という感じの毎日を過ごした。

ベナンの子供は子供のころから大人と同じようなことをたくさんしているように思う。
色んな行動や生活、そして雰囲気、日本の子供とは異なる点は多い。


*写真:コトヌーで今日横断した道路
   :子供をおぶって面倒を見ているお姉ちゃんと弟